SDメモリーカードを不用品として処分する時の注意点と対処法
携帯電話やデジカメなどでデータを保存するために利用するSDメモリーカードは一般的な不用品に比べて注意すべき点がいくつかあります。正しい手順を踏まずに処分をしたことで予期せぬ被害に遭うケースも少なくありません。今回はSDメモリーカードの処分で起きるトラブルや事前に済ませておく作業についてわかりやすく解説していきます。
データの消去と切り込み作業
SDメモリーカードで起こるトラブルの中でも特に注意しなくてはいけないのがデータの流用です。何も対策を行わずに処分をしたことで、第三者に無断で回収されて中のデータを悪用される被害事例は少なくありません。何気なく撮った写真一枚でも使い方次第で犯罪として利用することはできます。SDメモリーカードは処分をする前に中のデータを全て消去しておくことが基本です。
ただし、初期化しても専門の知識と技術を持った人であれば復元できてしまうこともあります。データ消去だけで不安に感じる人は端末部分にハサミで切り込みを入れておけば安心です。メモリカードは厚みがないので力を入れれば簡単に割ることもできます。剝き出しのままで出してしまうと盗難されるリスクが高くなってしまうので紙などに包んで見えないようにするのがコツです。
ゴミとしての出し方
形状の小ささから、家庭用ゴミの不用品として処分をしてしまう人も少なくありません。SDメモリーカードは小型家電のリサイクル対象に含まれているため、自治体が管理している専用ボックスに入れるのが基本です。ただし、自治体によっては不燃ゴミとして回収した後に業者が選別を行うピックアップを取り入れている所もあります。その場合は他の不燃ゴミと一緒に出すことは可能です。
ゴミとしての処分を減らす
需要の増加に伴ってSDメモリーカードは数千円程度で購入することが可能です。気軽に購入できるからといって安易な買い替えを選択してしまうとゴミが増えるだけでなく盗難などのトラブルにも巻き込まれやすくなります。SDメモリーカードを購入をする時は長く使用できる物を選んでゴミとして処分する回数を極力減らすことが大切です。